2009年4月30日木曜日

■四国八十八ケ所・空海のことば刻字奉納(1)

第1番 霊山寺{徳島県}
区間距離 :    0km
累計距離 :    0km

(1)お遍路
2009・3・15
徳バスツアー

(2)ウオーキング
2007・5・5


(3)目的のお寺概要


いよいよ始まるお遍路のスタートのお寺
霊山寺

(お礼参りもしました)









スタートのお寺華やいだ中にも緊張感が漂う
さあやるぞ!!
空海のお言葉は
「一念業成」を選びました。




(4)奉納札の内容
表 : 第一番 霊山寺
裏 : 一念業成(いちねんごうじょう)
出典:空海書・(三十帖策子)「空海 色紙 揮ごう宝典」
作品:青森ヒバ  70*350*12 (裏)薬研彫り
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「一念業成」
仏教書の解説

弥陀の本願を信じる一念に、往生浄土の業が完成する。







(5)巡堂のまごころ解釈
 物事を成し遂げるには、信念をねりかため、ねりあげるのである。「きっとできるぞ!きっとやるぞ!、と動かぬ信念がその事を成就させる。
 事をなすの根本は信念であり、信念の強いか弱いかによって、仕事の成否が決まる。
(丸山敏雄著作参照)

四国には坂村真民さんがいました、真民さんの「念ずれば花ひらく」も同じことですね。


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2009年4月29日水曜日

■四国八十八ケ所・空海のことば刻字奉納(2)

第2番 地蔵寺{徳島県}
区間距離 :    1.2km
累計距離 :    1.2km

(1)お遍路
2009・3・15
徳バスツアー

(2)ウオーキング
2007・5・6
①北秋田市3.0km 

(3)目的のお寺概要


朱色の仁王門の
極楽寺








お寺の名前もめでたいが、樹齢1,200年の長命杉がめでたい。
空海のお言葉は
「延年転寿」を選びました。









(4)奉納札の内容
表 : 第二番 延明寺
裏 : 延年転寿(えんねんてんじゅ)
出典:空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙 揮ごう宝典」
作品:青森ヒバ  70*350*12 (裏)薬研彫り
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「延年転寿」
仏教書の解説

自己の力または、仏の加護によって、この世における寿命をのばすこと。







(5)巡堂のまごころ解釈
 極楽寺の1,200年の長命杉のように、己を誇らないで、ささげ尽くして、己がなくなったとき、一切が己となる。これが自他一如、捨我の絶対境です。
 人の喜びをわが喜びとなる。人の悲しみをわが悲しみとする。そうすれば小さな己は消えうせて天地とともに生きる不死永遠の絶対境となるのです。
(丸山敏雄著作参照)
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■四国八十八ケ所・空海のことば刻字奉納(3)

第3番 金泉寺{徳島県}
区間距離 :    2.5km
累計距離 :    3.7km

(1)お遍路
2009・3・15
徳バスツ
アー

(2)ウオーキング
2007・5・7
①北秋田市3.0km 

(3)目的のお寺概要


標識が分かりやすく歩きやすい
金泉寺










黄金の井戸がある。境内の泉の中から黄金を見つけ、名前を金泉寺と名づけた。
空海のお言葉は
「甘露法雨」






(4)奉納札の内容
表 : 第三番 金泉寺
裏 : 甘露法雨(かんろほうに)
出典:空海書・(国使帖・越州帖)「空海 色紙 揮ごう宝典」
作品:青森ヒバ  70*350*12 (裏)薬研彫り
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「甘露法雨」
仏教書の解説

仏の教えを甘露の雨にたとえたことば。









(5)巡堂のまごころ解釈
 愛の慈雨にうるおされるためには、己の一切を学問にささげ、事業に傾け、仕事に没頭することです。 己の大きな向上、躍進、完成は、己を空しくすることである。身をささげることである。ここに必ず真の幸福が添うのである。
 己を尊ぶ心そのままひとに及ぼしてこそ、世界は尊敬の光につつまれ、愛の慈雨にうるおされて、地上の楽土が出現する。
(丸山敏雄著作参照)
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■四国八十八ケ所・空海のことば刻字奉納(4)

第4番 大日寺{徳島県}
区間距離 :    5.0km
累計距離 :    8.7km

(1)お遍路
2009・3・15
徳バスツアー

(2)ウオーキング
2007・5・8
秋田市3.0km 

(3)目的のお寺概要


ご本尊も大日如来のお寺
大日寺











お大師がここで大日如来を感得し彫った像がご本尊。
空海のお言葉は
「一佛浄土」を選びました。









(4)奉納札の内容
表 : 第四番 大日寺
裏 : 一佛浄土(いちぶつじょうど)
出典:空海書・(三十帖策子)「空海 色紙 揮ごう宝典」
作品:青森ヒバ  70*350*12 (裏)薬研彫り
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「一佛浄土」
仏教書の解説

一仏の住する清らかな国土。転じて、阿弥陀仏の浄土。









(5)巡堂のまごころ解釈
 真言宗のご本尊は大日如来であり、大日寺のご本尊も大日如来です。一佛とは大日如来ですね。 神、仏にもおすがりしますが、この世を浄土とするためには、自分の大きな向上、躍進、完成を目指し、自分を空しくし、今やるべきことに全力投球することである。
 また自分を尊ぶことである。自分を尊ぶ心とは、ささげ尽くすことである。自分を尊ぶ心そのまま人に及ぼしてこそ、世界は尊敬の光につつまれ、愛の滋雨にうるおされ、地上の浄土が出現する。
(丸山敏雄著作参照)
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■四国八十八ケ所・空海のことば刻字奉納(5)

第5番 地蔵寺{徳島県}
区間距離 :    2.0km
累計距離 :   10.7km

(1)お遍路
2009・3・15
徳バスツアー

(2)ウオーキング
2007・5・9
①北秋田市3.0km 

(3)目的のお寺概要


五百羅漢と大きなお大師像が見どころの
地蔵寺











奥の院には等身大の五百羅漢が並ぶ
空海のお言葉は
「阿羅漢」を選びました。





(4)奉納札の内容
表 : 第五番 地蔵寺
裏 : 阿羅漢(あらかん)
出典:空海書・(灌頂記・益田池碑名)「空海 色紙 揮ごう宝典」
作品:青森ヒバ  70*350*12 (裏)薬研彫り
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「阿羅漢」
仏教書の解説

供養を受けるにふさわしい人。
世の尊敬を受ける聖者。






(5)巡堂のまごころ解釈
 世の尊敬を受ける阿羅漢に近づくためには、最も己を尊ぶことである。己を大切にすることは、自己の個性を、出来るだけのばして、世のため人のために働かすことである。それには、己の一切を学問にささげ、事業に傾け、仕事に没頭してこそ、はじめてふしぎの働きができる。
 己の、大きな向上、躍進、完成は、己を空しくすることである。身を捧げることである。ここに必ず真の幸福が添うのである。
 (丸山敏雄著作参照)
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2009年4月28日火曜日

■四国八十八ケ所・空海のことば刻字奉納(6)

第6番 安楽寺{徳島県}
区間距離 :    5.3km
累計距離 :   16.0km

(1)お遍路
2009・3・15
徳バスツアー

(2)ウオーキング
2007・5・10
①北秋田市6.5km 

(3)目的のお寺概要


温泉つきの宿坊がある
安楽寺













お大師は温泉を見つけると堂宇を建て、温泉山安楽寺とした。今は当時と異なる場所にある。
空海のお言葉は
「欠気一息」を選びました。






(4)奉納札の内容
表 : 第六番 安楽寺
裏 : 欠気一息(かんきいっそく)
出典:空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙 揮ごう宝典」
作品:青森ヒバ  70*350*12 (裏)薬研彫り
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「欠気一息」
仏教書の解説

気をゆるめ、大きく深呼吸をすること。








(5)巡堂のまごころ解釈
 
 お遍路初日で気が張っています。安楽寺の温泉宿坊で一息ついていきましょう。
 呼吸法では、まず吐くのが先です。吐けば自然に吸います。(ラジオ体操とは逆です)
呼吸する器官は鼻です、口ではありません。そして下腹の臍下丹田を意識して(力が入るようになれば一人前)行います。ハア、ハア、ハアと短い呼吸法とウーーーームと長い呼吸法の二つがあります。目的によって変えます。
(調和道 丹田呼吸法から) 
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■四国八十八ケ所・空海のことば刻字奉納(7)

第7番 十楽寺{徳島県}
区間距離 :    1.0km
累計距離 :   17.0km

(1)お遍路
2009・3・15
徳バスツアー

(2)ウオーキング
2007・5・11
①北秋田市3.0km 

(3)目的のお寺概要



桜と朱色の山門が美しい
十楽寺









本堂前の治眼疾目救済の地蔵尊は眼病に霊験あり
眼が良い人でもよく見えるように
空海のお言葉は
「観心無常」を選びました。








(4)奉納札の内容
表 : 第七番 十楽寺
裏 : 観心無常(かんじんむじょう)
出典:空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙 揮ごう宝典」
作品:青森ヒバ  70*350*12 (裏)薬研彫り
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「観心無常」
仏教書の解説

心が無常であることを、心を静めてよく観察すること。








(5)巡堂のまごころ解釈
 心はころころと変わります、一瞬も一つ所に留まりません。そこを無常といいます。
 無常の心を静めてよく観察することが大切です。
 論語には、ものごとをよく見るための段階があります。
    ①見る 
    ②観察(観る)
    ③察する 
となります。真実をみるには、
心の眼で観て、察することが大事です。

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■四国八十八ケ所・空海のことば刻字奉納(8)

第8番 熊谷寺{徳島県}
区間距離 :    4.2km
累計距離 :   21.2km

(1)お遍路
2009・3・15
徳バスツアー

(2)ウオーキング
2007・5・12
①秋田市4.5km 

(3)目的のお寺概要


古色蒼然とした雰囲気と四国最大の仁王門
熊谷寺











最大の仁王門の、仁王像を他の寺に動かしたが翌朝には戻っていた。威光を放つ仁王像
空海のお言葉は
「威神光明」を選びました。








(4)奉納札の内容
表 : 第八番 熊谷寺
裏 : 威神光明)いしんこうみょう)
出典:空海書・(三十帖策子)「空海 色紙 揮ごう宝典」
作品:青森ヒバ  70*
350*12 (裏)薬研彫り
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「威神光明」
仏教書の解説

神々しい威光。不思議な光。








(5)巡堂のまごころ解釈
  宇宙の生命、統一の中心、万象の根源、これを神あるいは仏という。ただ一つの宇宙の統一力、主宰者をいう。しかし神は幽なるもの、説明を超え、思惟を絶する、感覚の外にある。言いようもなく、考えようもない、絶対と言い、無限と言うも、光明無量また寿命無量、そうした言葉の末で、その真を尽くし得るものではない。
 万象は神々しい神の発顕、世界は神の顕現である。
(丸山敏雄著作参照)
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■四国八十八ケ所・空海のことば刻字奉納(9)

第9番 法輪寺{徳島県}
区間距離 :    2.4km
累計距離 :   23.6km

(1)お遍路
2009・3・15
徳バスツアー

(2)ウオーキング
2007・5・13
①鹿角市2.4km 

(3)目的のお寺概要


小さなお寺の
法輪寺











札所唯一の涅槃釈迦像。5年に一度のご開帳。
空海のお言葉は
「一心真如」を選びました。








(4)奉納札の内容
表 : 第九番 法輪寺
裏 :一心真如(いっしんしんにょ) 
出典:空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙 揮ごう宝典」
作品:青森ヒバ  70*
350*12 (裏)薬研彫り
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「一心真如」
仏教書の解説

ありのままの現象をそのまま真実として見ること。








(5)巡堂のまごころ解釈
 宇宙の生命、統一の」中心、万象の根源を神あるいは仏という。民族により、宗教により、いろいろと名称は異なり、観方は違っているが、ただ一つの宇宙の統一力、支配者、主宰者をいうのである。
 万象は神の発顕、世界は神の顕現である。自然は真理の百科事典、本はその索引である。万象は真理の顕現であり、芸術の開花である。
(丸山敏雄著作参照)

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