2011年5月7日土曜日

作品「ロハスとは」

ロハスの定義を彫りました

珍しい板です。青森ヒバの根の方です。師匠の木工やさんが面白い切り方をした板です。
どうにか書を丸くして収めました。

2011年5月6日金曜日

■作品「希望」近くか遠くか

1、木材置き場の廃材ケヤキで「希望」



「希望」は遠くにあるか近くにあるか??

武田双雲の書ですが、もっと若い頃の作品です。今の作品と違ってかすれが少なく彫りやすい作品でした。

この板は木材の置き場にあったケヤキです。廃材寸前であったが生かしてみました。そのためケヤキ作品にはめずらしく着色してあります。












585×530×45 ケヤキ作品









2、住宅の廃材天然秋田杉から「希望」

こちらも書は武田双雲です。文字の大きさのこちらのバランスが良かった!








300×450×25
天然秋田杉

















これも解体材の山の中から拾ってきた秋田杉。でもご覧のような宝物でした!!
今はこんなすばらしい天然秋田杉は手に入りませんから貴重品!本当の宝です!!

3、木工品の端財から「希望」

この作品はケヤキの端材でつくったもの。裏にはケヤキ独特の端だが残っています。
書は中国の蘇東坡です。小さい作品ですがいいものです。


95×180×35
ケヤキ


















4、青い鳥は近くにいる

どうですか、どの「希望」作品も遠くから求めた立派な材料は使ってはおりません。ほとんど廃材の中から探し求めて大事にストックしていたものです。そのなかに「希望」作品の材料として見事によみがえりました。

メーテルリンクの「青い鳥」は近くにあったのです!!!




遠くを求めず、足元を掘りましょう!! そこには宝があるのです!!

聖人は皆そう言っています。もちろん二宮尊徳翁だって。それが神の開闢の道だってことを!!

これからだ日本は!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

2011年5月1日日曜日

■作品「人事を尽くして天命を待つ」補強

刻字「人事を尽くして天命を待つ」がバランスを崩して倒れました!!





1、「人事を尽くして天命を待つ」


刻字の脚も大丈夫と
思ったのですが、
タテとヨコのバランスが
悪かったのですね!

まだ贈リ先が決まらず
自宅で待ったていたが

ちょっと押したら
倒れてしまいました!

「天命」はまだ待て!
足下を固めてから
ということでした。










2、脚を補強しています

前作を補強していますが どうでしょうか!!・・・まだ猿知恵かもしれません。
















3、「天命」解釈・・・(1)














これが普通の解釈ですね。

できる限りの努力をしたのであれば、あとは焦あせることなく、結果は天に任せて待つ、ということ。
説明  人事じんじ=人の力でできる事。出来る限りの努力とは、気が付いたらすぐ実行し、徹底的にやってやってやり抜くことである。
出典  初学知要しょがくちよう
ひと言 何ごとも、やらなければ出来ないものです。精一杯やったのであればどんな結果が出ようとも、それは満足できるのではないでしょうか。物事は、結果がすべてではありません。結果が出るまでの「過程かてい」がすべてだと思うのです。それさえしっかりやっていれば、自ずと天が道を教えてくれますから・・



4、「天命」解釈・・・(2)











二宮尊徳翁は「天命に安んじる」ことを述べています夜話・・第61夜

富貴安逸を好み、貧賤勤労を嫌がるのは凡人のつねだな。たとえば婿や嫁が養家にいることは、夏に暑い家にいたり冬に寒い原っぱに立っているような気分になり、また実家に帰ったときは、夏は氷室に入ったように、冬は暖かい家にいるような気持になるものだ。このとき自分の天命は婿、嫁であって、天命に安んじべき理を悟り、養家はわが家と心を決め、不動尊のように猛火が背中を焼こうとも動くものかと決心し、養家のために心力を尽くせば、実家に帰りたくてもその暇もないだろうし、このように励んでいれば、心力、勤労も少しも苦にならんものだ。これはただ我を去ったことと、一心の覚悟をきめ徹底したことにあるんだな。

農夫が熱さ寒さをものともせず田畑を耕し、風雨の中、山野で働きまくるのも、車夫が車を押し、米つきが米を搗くのも、他人が親切心でみれば、その労苦はいいようもなく気の毒の至りだけれども、本人の身になれば、かねて心に決して労働に安んじているのだから、何の苦には感じないのだよ。

武士が戦場の山野を駆け、主君の馬前に命を捨てるのも、いったん覚悟をきめればこそできることなんだぞ。だから人は天命をわきまえ、天命に安んじて、我を去り、一心決定して心動かさないことが大事なんだぞ。

(重いお言葉ですね!!)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・