2008年9月30日火曜日

■作品:一顆明珠

作品:一粿明珠(いっかみょうじゅ

書家:書家:日本 平安時代(800年ころ) 空海(くうかい)
空海の書は日本人に最も欠けている量感が充実していること。その筆技の卓越さから日本の王義之と呼ばれる。三筆の一人。
寸法:72*348*12
材質:青森ヒバ
技法:薬研彫り
塗装:文字(塗料) 表面(オイル仕上げ)

解説:一粒の光る玉のこと。いつ、どこで、誰が行っても、常に正しい、みんなが幸福になれる道はあります。それには「すなおな心」(光る玉)を保つことです。すなおな心とはふんわりと、やわらかで、何のこだわりも不足もなく、すみきった張り切った心、これを持ちつづけることです。

■作品:五風十雨

作品:五風十雨(ごふうじゅうう

書家:日本 平安時代(800年ころ) 空海(くうかい)
空海の書は日本人に最も欠けている量感が充実していること。その筆技の
卓越さから日本の王義之と呼ばれる。三筆の一人。

寸法:72*352*12
材質:青森ヒバ
技法:薬研彫り
塗装:文字(塗料) 表面(オイル仕上げ)

解説:五日にほどよい風が吹き、十日ごとに適度な雨が降ること。
農作によい順調な天候。
転じて世の中が平和なこと。

■作品:歓喜感動

作品:歓喜感動(かんきかんどう)

書家:中国 宋時代(1,100年ころ) 米芾(べいふつ)
晋の人の神韻を得て大成した北宋四大家の一人。

寸法:265*345*15
材質:センノキ(古材再利用)
技法:薬研彫り
塗装:文字(塗料) 表面(オイル仕上げ)

解説:まごころで働いた時、必ず喜びがわく、何の期待もなく、予期することもなく働いた時、おのずから感ずる喜びは、他のどんなものにもかえることはできない。



■作品:身土不二

作品:身土不二(しんどふに)

書家:中国(1,850年ころ) 呉昌碩(ごしょうせき)
    気魄に満ちた筆法は現代書壇にも大きな影響を与えている。
寸法:265*345*12
材質:センノキ(古材再利用)
技法:薬研彫り
塗装:文字(塗料)  表面:オイル仕上げ
解説:最近は「地産地消」と言っていますが、本来は「身土不二」。
その土地に昔から育っている物は、その土地から本当の生命力を生み出す。その土地で採れた物を食べることによって、その土地のいのちが続いていくこと。
 

■作品:夢(H20-1)

作品:夢(ゆめ)

書家:昔の有名な書家

寸法:230*340*25
材質:青森ヒバ
技法:かまぼこ彫り
塗装:文字(漆) 表面(オイル仕上げ)

解説:夢あらば人生。どんな時代でも、不本意な時でも常に夢をいだこう。
夢から希望へ、そして実現にと行動しよう。「念ずれば花開く」そうだ、夢は必ずかなう。





■作品:亀鶴千寿

作品:亀鶴千寿(かめつるせんじゅ

書家:中国元時代(1,200年ころ) 趙子昴(ちょうしごう)
寸法:410*710*22
材質:ネズコ(クロベ) (希少な材料)
技法:薬研彫り
塗装:文字・漆 表面・オイル仕上げ

解説: 日本人なら鶴亀となりますが、中国では亀鶴なのでしょう。
大変めでたいことばを、趙子昴の書は見ているだけで「生きていて良かった」
と幸せになる書です。
深山の200年以上のネズコという希少な材料によくマッチしました。












■巡堂工房の方針

こざくらの丘には「手彫り 巡堂工房」があります。
巡堂工房のモットーは、秋田で手に入れた無垢材(本物の木)に手彫りの
刻字(板に文字を彫るもの)をしています。
巡堂の刻字歴は13年目、これまでの作品数は1,000点を超えました。
刻字では、表札から看板の大きさまでですが、人生訓が最も得意です。
明るいプラス思考の人生のことばを選び、世界最高の書家の書で、板
材はケヤキ、クリ、天然秋田杉、青森ヒバなどの香り高い本物の板に
彫ります。
手彫りですから、機械彫りと違い、波動の高い「ゆらぎ」作品となります。
書家、材質、ことばの解説をを加えて、感動の作品をお届けします。

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