松島 瑞巌寺での「白隠禅画墨蹟展」を見てきましたので、白隠禅師の書を彫った刻字作品をご披露します。
白隠は江戸時代(1,760年頃)の臨済宗中興の祖と仰がれる。白隠の書は、書の線ではなく、丸太ん棒である。それほどの厚みと力を持つ、その剛力を見せてくれるのがこの鉄棒の逞しさである。それは天地を貫く大鉄棒だ。
刻字作品【 鉄棒 】
【作品番号:H13-14】
解説
「此の王路(このわろ)を恐るる人ハ極楽江(おそれるひとはごくらくえ)」
地獄の鬼の鉄棒が怖い人、悪いことをした人は極楽へ行けないが、悪いことをしなければ極楽へ行けるよ。
作品
寸法:1,200*350*30
材質:青森ヒバ
技法:かまぼこ彫り
塗装:刻字 水性塗料
塗装:表面 オイルフイニッシュ
制作:平成13年3月
贈先:自家所有
作者寸評:鉄棒を彫ると同時に、座禅の呼吸法をこの鉄棒のように、渦巻きスタイルをイメージして天と地に繋にしています。
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