おもしろい材料があったので、何にするか構想を練っていたらこんなものになりました。
1、作品「天寿」
材料:埋もれ木ケヤキ
書 :泰山金剛経
又は清酒「天寿」から
技法:浮かし彫り
寸法:60×300×15
瓢箪で「天寿」となりました
「天寿とは」
その人に予め定められた寿命があるものとして、それを天寿または寿命といいます。 人それぞれのものであって分からないが、DNAをすべて読めるようになれば、 受精した瞬間に、この命は途中の事故がなければ、何歳ごろ、どこのがんで亡く なることが分かるという遺伝学者もいますが、それが分かるようになることは、人 間にとって幸福なこととは思えません。 85歳くらいまで生きれば、本人も、残された家族も「歳に不足はない、天寿を全 うした」と考えるのが普通ではないでしょうか。 現在平均寿命が女性では83歳、男性では77歳になっています。平均寿命はその年に生まれた子どもが平均して生きる寿命をいうので、すでに50歳、60歳になっている成人の平均予命は平均寿命プラス何年かになり、85歳まで生きること、すなわ ち天寿を全うすることは、難しいことではない状況になっていると考えてよいでしょう。
2、日本酒 天寿
美味しいお酒「天寿」ではありますが・・・
3、泰山金剛経からです
●摩崖書とは・・・ | |
自然の石壁の一部を削りならす、あるいはそのまま直接利用して、その壁面に紀事文・詩・仏典・仏像等を刻したものを「摩崖書」といいます。 「泰山経石峪金剛経刻石」は摩崖書の代表的なもので、刻された年代は今から約1500年ほど前の北朝時代です。 | |
「泰山経石峪金剛経刻石」→ | |
↓摩崖書の文字を写し取っているところ | |
4、天寿も
B0193 泰山経石峪金剛経刻石 選字 「天」 軸装 拓心 44×50cm 軸寸 132×62cm | |
(拓本部分) |
「寿」も拓本の中にあります。
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